Yuki no monogatari 1

だいいっしょう

第一章

ゆきの紹介

むかしむかし

昔々、ある小な村にゆきという娘むすめがおばあさんと二人ふたりで暮くらしていました。ゆきは、とても美うつくしい子こでしたが、二人ふたりは 大変たいへん貧まずしい生活せいかつをしていました。 村むら全体ぜんたいも貧まずしく、若者わかものの姿すがたもあまり見みられませんでした。そして、ゆきと結婚けっこんしたいという者ものも、誰だれ一人ひとりとして現あらわれたことはありませんでした。

「ゆきや、お前まえの幸しあわせを探さがすために、都みやこに行いった方ほうがいいよ」と毎日まいにちおばあさんは言いいました。

「おばあさまを独ひとりここに残のこして都みやこへ出でかけることはできません」とその度たび、ゆきは答こたえました。

ある日ひ、おばあさんは亡なくなりました。おばあさんをお墓はかに葬ほうむってから、ゆきはなけなしの家財かざいを集あつめ、都みやこへ向むけて出発しゅっぱつしました。

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